裏うちに忍ばせて

犬が最もリラックスしやすい音楽のジャンルが、レゲエだと聞いたことがあります。

裏打ちのゆるいリズム、確かに僕もそんなにくわしくないですが、好きなジャンルの一つです。

爽やかで常夏の開放感があり、なんだか人のいい人達が多そうな楽園、そんな勝手なイメージを抱いています。

そこ抜けに明るい良いバイブス。陽気な歌をとおして、ゆったりとした雰囲気をメロディーやリズムに乗っかり、人も動物も心をゆるませていくのでしょうか。

VogLeでのBGMも非日常的で、少し美術館のようなVogLeの独自の世界感を感じながら居心地のいい音の演出を心がけています。


VogLeのBGM構成について

・基本は英語の歌詞、そのように聞こえるもの

・ジャンルレス、新旧にこだわらない

・ドラム,トラックの音が小さめ、音数が少なめ

・柔らかな声や歌い方、裏声、エコーなどがかかっていての奥行きのあるもの

・ゆったり系:インスト&生音系:軽快系:アート系=5:2:2:1 (目安の割合)


小さな頃から音楽を聴くことが好きで、ギターに触れることになるとさらに音楽世界に引き込まれていきました。

美容室で働き始めてからサロンのBGMの選曲に積極的に関わってきました、むしろいつも志願しておしゃれで心地よい曲をかけて空間づくりに参加できることができるのが嬉しかったのです。

年月が経つにつれ、広いサロンでお客様が一人の時にこの音楽でいい空間としてマッチしているのか?

もう少しボリュームは下げて雑音みたいなものがあったほうがこの空間の中にいて心地よく感じるのではないか?



お客様の耳から入る全ての音を含めた音、会話もが一つのコントロールすべきサロンBGM (快適で居心地の良い空間)ではないのかと思うようになりました。




サロンは良い意味 ”公共の場” として、みんなんが同じ想いで気持ちよく居られる所でありたいと思っています。

物をあつかう時の音や足音、声の大きさなどの動きにたいしての音の配慮。その他に声の大きさや会話の内容などは少しVogLeでの決め事もありますが、スタッフ達はそれ以上にいろいろな音の演出をしています。

シャンプー台ではいつも静かに ”忍” のような動きに徹している者、美容や健康のことなどお隣のお客様にも役立ちそうな有益な話は少し聞こえやすく話す者など。

裏側ではそんなことをしていたりと。

それぞれの想いが “音”をとおして伝わるように。



Whisper of VogLe No.52

音を演出する



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